労働安全コンサルタント試験合格体験記(その9)(2022年度土木安全合格)
労働安全コンサルタント試験合格体験記(2022年度 土木安全合格)
Asum会会員 So
はじめに
この度、2022年度 第50回労働安全コンサルタント試験(土木)に合格することができました。あまり情報のない試験なので準備は大変でした。そういう意味で、今後受験される方に少しでも参考になればと思い、稚拙な内容ではありますが私の合格体験を記します。
1.受験動機
私は工学部土木学科を卒業し、建設会社に入社しました。そこでは、現場の施工管理を主担当とし、多くの現場に携わってきました。おかげで多くの都道府県に行くことができ、それはそれで楽しかったです。
そして2021年に個人的にやりたい仕事があり、24年勤めた建設会社を退職しました。その仕事は建設会社をターゲットとしており、各会社を廻っていろいろなお話を聴かせてもらいました。そのうちに、とあるお客様より、「君は現場の酸いも甘いも知っているし、その経験を踏まえて安全教育をしてくれないか」という依頼がありました。この話を頂いて、建設会社と私を繋ぐキーワードが「安全衛生」かもしれないと思いました。建設会社在職時に一度受験しようと思った労働安全コンサルタントという資格を思い出し、受験しようと思ったことがきかっけかもしれません。
2.初受験
早速2021年に初受験しました。このときは、別の資格試験(国家資格キャリアコンサルタント)を並行しており、労働安全コンサルタント試験の勉強はほとんどしないまま試験に臨みました。土木での受験は1級土木施工管理技士の資格によりマークシートのみの試験であったこと、今までの経験があればなんとかなるという考えの甘さがあったからだと思います。(恥ずかしい)
結果は、産業安全16/30、関係法令7/15 で不合格。当然と言えば当然の結果です。当時を考えると、何から何まで無知で顔から火が出るほどひどい状態だったと思います。
これではいけないと改心し、自己採点が終わった11月から2022年度試験に向けて、受験準備を始めました。
3.安診協との出会い
2021年8月 安コン試験準備中に労働安全・労働衛生コンサルタントのみなさんが集まって勉強会をしているサイトがありました。メルマガは無料なのでとりあえず登録だけして放置しておりました。
2021年12月 「労働安全コンサルタント試験受験のための基礎講座」が開催されるとの案内が届きました。これにはすぐに反応し、参加申し込みしました。オンラインなのがいい点です。
そして、その3日後、安コン・衛コンの筆記試験合格者に対する「口述試験の模擬試験」の案内が届きました。1年後の試験対策のため、模擬試験の聴講参加の申し込みもすぐにしました。
これがきっかけで、安診協のAsumに参加させていたくようになりました。
4.筆記試験対策①
先ほど少し触れましたが、Asumの労働安全コンサルタント試験の受験のための基礎講座を受講できたのは非常に大きかったです。土木・機械・化学・電気・建築、そして関係法令について、労働安全コンサルタントの各分野の先生方が受験生目線で解説していただきました。それぞれ各3~4回の講義、計約20回@1時間で、大学の授業を受けているような感覚でした。私は土木分野なので土木や建築はある程度理解できるのですが、特に化学が苦手で難しかったです。しかし、復習し、本番近くになると、わかるようになってきており、このときのレジュメが本当に役に立ちました。また機械や電気分野もわかっているようで全くわかっていなかった自分に気づき、とても役に立ちました。
5.筆記試験対策②
試験対策と言えばやはり過去問です。
2021年にテクノリアライズさんの高額な問題集を購入しました。しかし、解説の薄い問題集は、自分で調べないといけない量が増え、知識のないものが見ても時間がかかる一方です。最終的にこの問題集はメルカリ行きしました。(内容も正直???な点が多い)
やはり、「柳川行雄先生のHP『実務家のための労働安全サイト』の解説」は最強です。過去11年分の試験問題の解説を全て印刷し、繰り返し勉強しました。
法令で役に立ったのは、「安全法令ダイジェスト(労働新聞社)」。前職時に使用していた緑色の通常版を最新版に買い替え、更に今回新たに青色の『製造業編』を購入しました。この製造業版が特にわかりやすく、試験勉強が相当はかどりました。
また「模擬試験問題集(YS研究所)」も高額ですが、保険として購入。過去問と違う目線があり、直前期の刺激になりました。
あとは定番の「安全の指標」、「労働衛生のしおり」です。過去問と併せて繰り返し読み返しました。
試験直前に安診協O先生より、「本番9割くらいとれるくらいじゃないとダメだ」とハッパかけられたことでモチベーションが上がり、ラストスパートで過去問11年分95%正答率くらいの仕上がり状態にもっていけました。
6.筆記試験当日
過去問を中心とした問題が多く、11年分やっておいて良かったと思いました。逆に直前3回分程度だけでは不足感があるとも思いました。昨年はその程度の勉強していなかったので特に思います。
また、これまでにない新しい問題も出題されましたが、全体の1割程度です。恐れる必要はないと思います。正答すればラッキーくらいに思えれば気になりません。それだけ過去問が重要とも言えます。
結果として、産業安全22/30、関係法令11/15 で、まずは1次試験突破しました。
本当は真面目に9割取れると思って試験に臨みましたし、できたと思いました。結果は、全く歯が立たなかった問題がそれぞれ2問、更に凡ミスが2問ずつありました。特に関係法令は自分で難しく考えすぎた感があり反省しております。本番は多少緊張もありますが、問題文の「正しいものor間違っているもの」を慌てずに読むことが大切だと思います。
7.口述試験対策
口述試験対策は、筆記試験が終わり、自己採点が終わった10月下旬より準備にかかりました。
口述試験は、①想定問答集作成 ②本番を想定した約15分の面接練習しかないと思います。
①については、昨年ヤフオクで購入したものを参考に約150問程度作成いたしました。更にAsumに参加されている他の先生から当時の試験勉強資料も提供もあり、想定問答の完成度が上がりました。
②については、フリーの身としてはかなりきつい状況でした。そんな中、私のキャリコン仲間が手伝ってくれました。私の作った想定問答集をもとに試験官役をしていただきました。土木や安全についての知識はないものの、みんな傾聴の姿勢が身についており、人が発する言葉に対する感覚がすごいです。私が曖昧に返答したことに対しては鋭い質問が返ってきました。相手に伝わる回答、また、発する言葉に意図をもたせるという訓練に非常に役に立ちました。
また、昨年に引き続きAsumで模擬試験を開催していただきました。試験本番10日前の開催で、これまでの仕上がりを見るうえで貴重な時間です。こちらは本番を想定した問答で、専門性が問われますので、オンラインとはいえとても緊張しました。また他の受験生の問答も聴講でき、良いところは取り入れることもできました。
更に、この練習会でうまくいかなかった点を踏まえ、Asumに参加しているT先生に追試を依頼し本番3日前に練習させていただきました。このときは概ね仕上げることができており、本番への手ごたえを得ることができました。
あとは、日々独りでぶつぶつとつぶやくという古典的な方法です。キャリコンサルタント試験でもそうでしたが、自分の考えていることを言語化する練習は、面接試験において必須であり、実際これをやらないと本番でも苦しい思いをすると思います。
8.口述試験当日
私の口述試験は1月18日、大阪会場(エルおおさか)の2日目の朝一番目でした。
前泊(会場に歩いて10分)し、更に前日に試験会場まで下見に行き、試験会場やトイレの場所などもチェックしておいたので特に緊張もありませんでした。試験時間が9時30分だったので、朝一番ということも想定していましたし慌てることもなかったです。
ホテル、(下見でチェックしておいた)試験会場近くの公園で口慣らしをしてから9時に会場入り。実は
8時30分に一度受付を済ませようとしたら、「受付は9時スタート」と言われ、引き返しました。30分前までに受付するようにという事前案内はいったいなんだったんだと運営に怒りを感じるも、ここは大人の行動をとり試験に集中しました。
9.試験本番
多少心を乱されたものの、試験は落ち着いて受けることができました。
試験官は3人で、A:試験協会(60代半ば)、B:役人風(40代半ば)、Cゼネコン系(50代後半)が順番に質問してきました。
ほぼ準備していた想定問答のとおりでした。不足がある回答には追質問や、キラーワード「その他にはありますか?」があり、特に慌てることもなく、ゆっくり問答できました。(キラーワード対策も事前に立てておりましたし)
試験官の反応はとても良く、こちらの回答に大きく頷くシーンが多くありました。しかし最後の問答だけ試験官が首をひねっており、そこだけが気がかりでした。概ねうまくいったと思います。
私の口述試験で質問された内容に関してここで公表いたしますが、参考程度に思っていただければと思います。
◆口述試験内容
A 試験協会 60代半ばくらい?
1. 受験番号 試験区分 氏名
2. 受験動機
3. 安全の経験は22年6か月とありますが工事ですか?どんな経験
3-2. どんな工事が多い
4 これまでの事故の経験はあるか ある場合はいった対策を立てたか
左B 役人風 40代半ばくらい?
5. RAの手順は
6. リスクはどのように見積るのか
7. 墜落転落災害において、RAをするとき、具体的にどんな手順になるか
具体的例をあげて 本質対策 工学対策 管理対策(なし) 個人用保護具 と説明した
7-2. 管理対策とはどんなことがあるか と追質問あり
8. 労働安全マネジメントシステムの手順について
8-2. 導入の効果は
C ゼネコン風 50代後半?
9. 転倒災害が多いが、段差をなくす以外にどんな対策があるか
2つ答える
9-2. 他には
更に2つ答える
10. 災害復旧工事が多いがその中で河川復旧において計画を立てる時、どんな対策を立てる
2つ答える
10-2. 工事が始まってからどんな対策をたてる
2つ答える
11. 社長からKY活動がマンネリ化すると言われた時の対応
10.試験全体の感想
付け焼刃の試験準備では合格することは正直きついです。特に土木受験の方で現場経験しかない方は、相当気合い入れないときついと思いました。私も根本から勉強し直した側の人間ですから。技術士試験とまで言いませんが、時間をかけて準備することをお勧めします。
【筆記試験】
私は免除を受けられたので、産業安全、関係法令のマークシート過去問を柳川先生の解説をもとにひたすら解きました。筆記試験突破だけ考えた場合、過去問を有効に使うだけで合格点に届くと思いました。
【口述試験】
質問内容は受験生によって若干変わります。しかし、リスクアセスメントや労働安全衛生マネジメントシステムが等の基本事項がわかっているかの問いが中心であり、基本に忠実であることが大切になってくると改めて感じました。それと、「安全の指標」をちゃんと読んでいれば不合格になることはないなと確信できるような試験問題でした。いきなり発展系の勉強をしても足元をすくわれます。
11.今後について
私は労働安全コンサルタント資格を持つ前から無謀にも独立して個人で仕事をしております。この資格を取得することで業績が上がるとは言えませんが、私と建設会社を繋ぐ大事な資格であることは間違いないです。クライアントから信頼されるコンサルタントとして、Asumをはじめとする勉強会や各種講習会、新たな資格取得等による自己研鑽をしてまいります。
さいごに
労働安全コンサルタント試験のために、勉強会の場を提供していただきましたO先生、講師のF先生、TY先生、MN先生、TH先生、MK先生、S先生、資料提供いただきましたHT先生をはじめとする多くの先輩コンサルタント先生に助けていただきました。ここに感謝の意を表します。大変お世話になりました。本当にありがとうございました。引き続きご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
以上
Asum会会員 So
はじめに
この度、2022年度 第50回労働安全コンサルタント試験(土木)に合格することができました。あまり情報のない試験なので準備は大変でした。そういう意味で、今後受験される方に少しでも参考になればと思い、稚拙な内容ではありますが私の合格体験を記します。
1.受験動機
私は工学部土木学科を卒業し、建設会社に入社しました。そこでは、現場の施工管理を主担当とし、多くの現場に携わってきました。おかげで多くの都道府県に行くことができ、それはそれで楽しかったです。
そして2021年に個人的にやりたい仕事があり、24年勤めた建設会社を退職しました。その仕事は建設会社をターゲットとしており、各会社を廻っていろいろなお話を聴かせてもらいました。そのうちに、とあるお客様より、「君は現場の酸いも甘いも知っているし、その経験を踏まえて安全教育をしてくれないか」という依頼がありました。この話を頂いて、建設会社と私を繋ぐキーワードが「安全衛生」かもしれないと思いました。建設会社在職時に一度受験しようと思った労働安全コンサルタントという資格を思い出し、受験しようと思ったことがきかっけかもしれません。
2.初受験
早速2021年に初受験しました。このときは、別の資格試験(国家資格キャリアコンサルタント)を並行しており、労働安全コンサルタント試験の勉強はほとんどしないまま試験に臨みました。土木での受験は1級土木施工管理技士の資格によりマークシートのみの試験であったこと、今までの経験があればなんとかなるという考えの甘さがあったからだと思います。(恥ずかしい)
結果は、産業安全16/30、関係法令7/15 で不合格。当然と言えば当然の結果です。当時を考えると、何から何まで無知で顔から火が出るほどひどい状態だったと思います。
これではいけないと改心し、自己採点が終わった11月から2022年度試験に向けて、受験準備を始めました。
3.安診協との出会い
2021年8月 安コン試験準備中に労働安全・労働衛生コンサルタントのみなさんが集まって勉強会をしているサイトがありました。メルマガは無料なのでとりあえず登録だけして放置しておりました。
2021年12月 「労働安全コンサルタント試験受験のための基礎講座」が開催されるとの案内が届きました。これにはすぐに反応し、参加申し込みしました。オンラインなのがいい点です。
そして、その3日後、安コン・衛コンの筆記試験合格者に対する「口述試験の模擬試験」の案内が届きました。1年後の試験対策のため、模擬試験の聴講参加の申し込みもすぐにしました。
これがきっかけで、安診協のAsumに参加させていたくようになりました。
4.筆記試験対策①
先ほど少し触れましたが、Asumの労働安全コンサルタント試験の受験のための基礎講座を受講できたのは非常に大きかったです。土木・機械・化学・電気・建築、そして関係法令について、労働安全コンサルタントの各分野の先生方が受験生目線で解説していただきました。それぞれ各3~4回の講義、計約20回@1時間で、大学の授業を受けているような感覚でした。私は土木分野なので土木や建築はある程度理解できるのですが、特に化学が苦手で難しかったです。しかし、復習し、本番近くになると、わかるようになってきており、このときのレジュメが本当に役に立ちました。また機械や電気分野もわかっているようで全くわかっていなかった自分に気づき、とても役に立ちました。
5.筆記試験対策②
試験対策と言えばやはり過去問です。
2021年にテクノリアライズさんの高額な問題集を購入しました。しかし、解説の薄い問題集は、自分で調べないといけない量が増え、知識のないものが見ても時間がかかる一方です。最終的にこの問題集はメルカリ行きしました。(内容も正直???な点が多い)
やはり、「柳川行雄先生のHP『実務家のための労働安全サイト』の解説」は最強です。過去11年分の試験問題の解説を全て印刷し、繰り返し勉強しました。
法令で役に立ったのは、「安全法令ダイジェスト(労働新聞社)」。前職時に使用していた緑色の通常版を最新版に買い替え、更に今回新たに青色の『製造業編』を購入しました。この製造業版が特にわかりやすく、試験勉強が相当はかどりました。
また「模擬試験問題集(YS研究所)」も高額ですが、保険として購入。過去問と違う目線があり、直前期の刺激になりました。
あとは定番の「安全の指標」、「労働衛生のしおり」です。過去問と併せて繰り返し読み返しました。
試験直前に安診協O先生より、「本番9割くらいとれるくらいじゃないとダメだ」とハッパかけられたことでモチベーションが上がり、ラストスパートで過去問11年分95%正答率くらいの仕上がり状態にもっていけました。
6.筆記試験当日
過去問を中心とした問題が多く、11年分やっておいて良かったと思いました。逆に直前3回分程度だけでは不足感があるとも思いました。昨年はその程度の勉強していなかったので特に思います。
また、これまでにない新しい問題も出題されましたが、全体の1割程度です。恐れる必要はないと思います。正答すればラッキーくらいに思えれば気になりません。それだけ過去問が重要とも言えます。
結果として、産業安全22/30、関係法令11/15 で、まずは1次試験突破しました。
本当は真面目に9割取れると思って試験に臨みましたし、できたと思いました。結果は、全く歯が立たなかった問題がそれぞれ2問、更に凡ミスが2問ずつありました。特に関係法令は自分で難しく考えすぎた感があり反省しております。本番は多少緊張もありますが、問題文の「正しいものor間違っているもの」を慌てずに読むことが大切だと思います。
7.口述試験対策
口述試験対策は、筆記試験が終わり、自己採点が終わった10月下旬より準備にかかりました。
口述試験は、①想定問答集作成 ②本番を想定した約15分の面接練習しかないと思います。
①については、昨年ヤフオクで購入したものを参考に約150問程度作成いたしました。更にAsumに参加されている他の先生から当時の試験勉強資料も提供もあり、想定問答の完成度が上がりました。
②については、フリーの身としてはかなりきつい状況でした。そんな中、私のキャリコン仲間が手伝ってくれました。私の作った想定問答集をもとに試験官役をしていただきました。土木や安全についての知識はないものの、みんな傾聴の姿勢が身についており、人が発する言葉に対する感覚がすごいです。私が曖昧に返答したことに対しては鋭い質問が返ってきました。相手に伝わる回答、また、発する言葉に意図をもたせるという訓練に非常に役に立ちました。
また、昨年に引き続きAsumで模擬試験を開催していただきました。試験本番10日前の開催で、これまでの仕上がりを見るうえで貴重な時間です。こちらは本番を想定した問答で、専門性が問われますので、オンラインとはいえとても緊張しました。また他の受験生の問答も聴講でき、良いところは取り入れることもできました。
更に、この練習会でうまくいかなかった点を踏まえ、Asumに参加しているT先生に追試を依頼し本番3日前に練習させていただきました。このときは概ね仕上げることができており、本番への手ごたえを得ることができました。
あとは、日々独りでぶつぶつとつぶやくという古典的な方法です。キャリコンサルタント試験でもそうでしたが、自分の考えていることを言語化する練習は、面接試験において必須であり、実際これをやらないと本番でも苦しい思いをすると思います。
8.口述試験当日
私の口述試験は1月18日、大阪会場(エルおおさか)の2日目の朝一番目でした。
前泊(会場に歩いて10分)し、更に前日に試験会場まで下見に行き、試験会場やトイレの場所などもチェックしておいたので特に緊張もありませんでした。試験時間が9時30分だったので、朝一番ということも想定していましたし慌てることもなかったです。
ホテル、(下見でチェックしておいた)試験会場近くの公園で口慣らしをしてから9時に会場入り。実は
8時30分に一度受付を済ませようとしたら、「受付は9時スタート」と言われ、引き返しました。30分前までに受付するようにという事前案内はいったいなんだったんだと運営に怒りを感じるも、ここは大人の行動をとり試験に集中しました。
9.試験本番
多少心を乱されたものの、試験は落ち着いて受けることができました。
試験官は3人で、A:試験協会(60代半ば)、B:役人風(40代半ば)、Cゼネコン系(50代後半)が順番に質問してきました。
ほぼ準備していた想定問答のとおりでした。不足がある回答には追質問や、キラーワード「その他にはありますか?」があり、特に慌てることもなく、ゆっくり問答できました。(キラーワード対策も事前に立てておりましたし)
試験官の反応はとても良く、こちらの回答に大きく頷くシーンが多くありました。しかし最後の問答だけ試験官が首をひねっており、そこだけが気がかりでした。概ねうまくいったと思います。
私の口述試験で質問された内容に関してここで公表いたしますが、参考程度に思っていただければと思います。
◆口述試験内容
A 試験協会 60代半ばくらい?
1. 受験番号 試験区分 氏名
2. 受験動機
3. 安全の経験は22年6か月とありますが工事ですか?どんな経験
3-2. どんな工事が多い
4 これまでの事故の経験はあるか ある場合はいった対策を立てたか
左B 役人風 40代半ばくらい?
5. RAの手順は
6. リスクはどのように見積るのか
7. 墜落転落災害において、RAをするとき、具体的にどんな手順になるか
具体的例をあげて 本質対策 工学対策 管理対策(なし) 個人用保護具 と説明した
7-2. 管理対策とはどんなことがあるか と追質問あり
8. 労働安全マネジメントシステムの手順について
8-2. 導入の効果は
C ゼネコン風 50代後半?
9. 転倒災害が多いが、段差をなくす以外にどんな対策があるか
2つ答える
9-2. 他には
更に2つ答える
10. 災害復旧工事が多いがその中で河川復旧において計画を立てる時、どんな対策を立てる
2つ答える
10-2. 工事が始まってからどんな対策をたてる
2つ答える
11. 社長からKY活動がマンネリ化すると言われた時の対応
10.試験全体の感想
付け焼刃の試験準備では合格することは正直きついです。特に土木受験の方で現場経験しかない方は、相当気合い入れないときついと思いました。私も根本から勉強し直した側の人間ですから。技術士試験とまで言いませんが、時間をかけて準備することをお勧めします。
【筆記試験】
私は免除を受けられたので、産業安全、関係法令のマークシート過去問を柳川先生の解説をもとにひたすら解きました。筆記試験突破だけ考えた場合、過去問を有効に使うだけで合格点に届くと思いました。
【口述試験】
質問内容は受験生によって若干変わります。しかし、リスクアセスメントや労働安全衛生マネジメントシステムが等の基本事項がわかっているかの問いが中心であり、基本に忠実であることが大切になってくると改めて感じました。それと、「安全の指標」をちゃんと読んでいれば不合格になることはないなと確信できるような試験問題でした。いきなり発展系の勉強をしても足元をすくわれます。
11.今後について
私は労働安全コンサルタント資格を持つ前から無謀にも独立して個人で仕事をしております。この資格を取得することで業績が上がるとは言えませんが、私と建設会社を繋ぐ大事な資格であることは間違いないです。クライアントから信頼されるコンサルタントとして、Asumをはじめとする勉強会や各種講習会、新たな資格取得等による自己研鑽をしてまいります。
さいごに
労働安全コンサルタント試験のために、勉強会の場を提供していただきましたO先生、講師のF先生、TY先生、MN先生、TH先生、MK先生、S先生、資料提供いただきましたHT先生をはじめとする多くの先輩コンサルタント先生に助けていただきました。ここに感謝の意を表します。大変お世話になりました。本当にありがとうございました。引き続きご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
以上
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