労働安全コンサルタント試験合格体験記(その5)(2020年度 建築安全合格)
合格体験記_労働安全コンサルタント試験
(2020年度 建築安全合格)
Asum会会員 Ho
1.受験動機
私は大学卒業後現在まで、同じ会社で丸28年、建設の仕事に携わってきました。設計3年、現場監督2年を経験したのち、現場代理人として17年(内、6年半は海外プロジェクト)を経て現在の安全管理業務職で5年が経過しました。
今から約2年半前になります。2018年11月某日、私は建災防(建設業労働災害防止協会)主催のとある講習を受講しておりました。当時の私は、社命である “あらゆる災害は防ぐことができる“ という命題を、管理職として如何に社員に浸透させ体現していくかという課題に取り組んでいたため、当講習はその見えない解決策を得る一つの手段として受講した講習でもありました。
講習が始まり、講師の方が自己紹介を始めました。黒を背景色とした美しいパワーポイントスライドに白文字基調で、経歴が映し出されました。講師の方の説明が続きます。「…………を経まして、現在、ロウドウアンゼンコンサルタントとして………」今まで思考を講師の説明に向けていた私は、突然、思考が自分の世界に遷移してしまいました。『ん!? ロウドウアンゼンコンサルタント!? ナニそれ⁇?? 』まさに、私にとって戦慄の走ったともいうべき響きでした。そして、私にとって何か特別の存在であるかのごとく知らせるかのように、内から湧き上がるものを感じました。ハッと我に帰り、今度は逆に説明を聞き漏らすまいと必死に講師に意識を集中させました。
講習が終わって家路につく時、いてもたってもいられずスマホで労働安全コンサルタントについて調べまくりました。帰宅後、その日は夜中までパソコンで調べまくりました。意外と情報が少ないことをその時知ったのですが、それに反して気持ちは何故か「自分は労働安全コンサルタントになる!」と信じて疑わなかったことを覚えております。巷によく言われる“なぜそうなったのか説明できない“という状況が、まさしくこの状況のことだなあと、今思えば腑に落ちます。
2.受験勉強
翌日から受験の準備を開始しました。
すぐに令和元年度の受験申請手続きに取り掛かるとともに、受験勉強の教材を手配しました。
広範囲の試験内容に対応するには、いろいろと手を広げるのではなく、労働安全コンサルタントなどの国家試験の資格取得に関して種々サービスを提供している「㈱テクノ・リアライズ」にお世話になり、その教材に絞ることにしました。徹底的に取り組むことを前提に、テキスト他、提供された書類は全て頭に叩き込む、という方針を立て、通読を主軸に進めました。ただ、平日は業務の関係で勉強時間を確保できなかったため、週末土・日曜日を完全に勉強に当てました。
結果は、一次試験不合格でした。同年12月の合否発表で不合格通知を受けた時は、勉強量が絶対的に足りていないことはわかっていたものの、やはりショックであることには変わりありませんでした。
落胆と自己憐憫を年越しさせずに早期に切り上げる決意をしました。そして年明け後すぐに来年度の受験に備える覚悟を決めました。
一番重要な勉強方法ですが、新しい手法や講習・教材を採用せず、一年目と同じテキストを用いることにしました。改めて、通読を主軸にして内容を全て頭に叩き込み直すという方法を取りました。「ああ、大学受験の時みたいだなぁ。」と密かに思ったものでした。また、筆記試験対策を同時に開始しました。受験免除の公的資格を持ち合わせていなかったことと、建築系での受験でしたので、構造力学習得が必須でした。仕事上接していたとはいえ、資格試験として取り組むのは初めてです。私は大学の専攻が化学でしたので、基本としての一からの独学を余儀なくされました。テキストは、書店で初歩の構造力学教本を選び、筆記による例題・設問の完全解答に取り組みました。
3.合格しました
2度の挑戦を経ましたが、2021年3月22日、合格通知を手にすることができました。合格できて本当に嬉しいです。
受験勉強を振り返って「ああ、よかったな」と感ずることがあります。
まずは、一次試験対策について。
2年目も1年目と同じテキスト・資料を用いたことにより、記載されている内容がより頭に残ったため、結果として知識習得率は高かったと思っています。反復練習と通ずるものがあるのかもしれません。また、会社での実務28年間に体で得た知識を、今回の勉強を通して頭の引き出しに整理して終い直すことができました。おかげて、相乗効果で高め合うことで効率的に定着させることができました。
そして、二次試験対策について。
自分の経歴と、その都度感じ考えていたことを整理することにより、何故自分がここにいるのかという事を再認識できたことが自分にとって一番よかったと思っています。結局、それが実質的な二次試験対策となりました。つまり、口述試験で問われること、「あなたはなぜ労働安全コンサルタントになるのですか」という究極の質問の答えになるからです。
最後に。
私は、二次試験の合格発表を待つ間に、web上でこの「A sum会」の存在を知りました。ご存知、安コンの先生方の有志の会です。色々な経歴をお持ちの方々がいらっしゃる中で、お互いを高め合っていくコミュニティーの大切さを教えて頂きました。世の中誰でも、試験は合格すれど、コンサルとしての安コンの実力は赤ちゃんのような状態からスタートです。そんなコンサル初級者の人をも暖かく受け入れてくださり、切磋琢磨していく仲間の一員として加えて頂けるのがこの会の良さの一つです。
受験勉強頑張ってください。
そして見事合格を勝ち取ってください。「A sum会」でお待ちしております。
以上
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