定年後を考える

                                                       R3.6.20
定年後を考える
                                                         「安診協」会員  


退職後の見据えて

 2年前の3月31日に前職である株式会社横河住金ブリッジを退職し、4月1日より大阪大学大学院人間科学研究科安全行動学分野博士前期課程に入学、安全について心理学から学び研究を行いつつ、同4月31日に濵口労働安全コンサルタント事務所を開設しました。
 退職については、大学院での研究を行いつつ、前職の安全担当として建設現場の安全管理を行えるかどうかを上司に打診し、上部会社であるホールディングスに確認を取っていただき、会社としては大学院に週二回通うことは承知できないとのことであり、大学院へ進学するためには、退職することが必要になりました。
 建設の安全に携わり10年近くになり、在職中より将来の独立に向けて、必要な資格の習得に心掛けるとともに、安全教育は月に多い場合は10回以上行い、講習資料の作成、講習方法の習得に心掛けるとともに、退職後年金受給の65歳までにかかるであろう費用についても、財テクで蓄え計画的に進めていました。
 安全コンサルタントの先輩からは、会社が嘱託契約でも在職できるのであれば、65歳までは在職した方が良いとのアドバイスをいただいていましたが、安全コンサルタントの先輩の大学院における知識を聞くことでどうしても自分も大学院で学びたい気持ちが大きくなり、60歳での退職を1年前に決めました。
 退職を決めてからは、前職でお世話になった協力会社の社長に対して挨拶を兼ねた営業を行いつつ、名刺アプリのエイトに独立の投稿を行うなどの安全コンサルタントとしての営業を行い、前職の現場所長に対して安全コンサルタントとして安全指導を行う旨の連絡をしました。
 事務所開設時には、疎遠になっていた昔の知り合いの会社社長が名刺アプリでつながり、2社の顧問契約を結び事務所の船出となりました。
 安全コンサルタントとしては、毎週、メールマガジンを顧問先、関係会社へ無料で配布しています。現在は安全関係を掲載する安全通信、心理学からの安全を掲載する心理学教室、衛生について掲載する衛生瓦版の3誌を出しています。今年の3月には安全衛生管理計画作成のお手伝いを安全通信に記載したところ2社から依頼があり顧問契約を結ばせていただきました。
 これ以外に、月毎の安全教育資料を顧問先には配布しています。
 また、社労士の先生とタッグを組み無料安全診断を行っています。これは、安全コンサルタントを知っていただく機会を多く作るために始めたものですが、コロナの影響で現在は休止中になっています。

 定年延長で65歳までは会社は雇用契約を結ぶことが義務づけられています。人生80年の時代になり今後退職は70歳まで延長される可能性がある現在、60歳以降の人生について、今のまま会社員を続けるのか、やりたいことをやるのか、計画を立てて進めることが必要になります。自分のやりたいことをやることは、簡単ではありません。しかし、会社人から社会人になり全て自分の足で歩くやりがいができます。
 目的・目標を計画的に進めてください。
 退職を見据え!


 
                                                             R3.6.19
定年後を考える
                                                         「安診協」会員                     
~コンサルタントとしての独立を目指す~

1. 定年退職に実感なし
 6 月 20 日が定年退職日である。
  定年といえば、ひと昔前なら誰かが発起人になって、定年祝いのパーティなんかを開いて いた。そして、定年最後の日なんかには、花束や記念品を渡して、みんなで見送った記憶が ある。
 それが、いつごろからかあまりやらなくなってきたように思える。パーティは、まだしも、お見 送りはない。定年再雇用制度のせいか、定年の日の前後で、これといった変化がない。
 自分の場合は、定年パーティはなし。最終の金曜日に、記念品の置き時計と退職金の明 細をもらっただけである。コロナ禍なので、誰かを誘って飲みに行くこともできない。
 記念品を家に持って帰ると、妻と娘が「早く開けろ」とせっつく。
 「その前に、『定年退職お疲れ様』くらい言うもんやで」と催促する。
 催促しないと、その言葉も出てこないくらい、彼女達にも実感がない。自分も別に、その言 葉が欲しかったわけでもなかった。それほど、定年退職の実感がない。
 下手をすると、このままズルズルと会社生活に浸りこみそうである。
 コンサルタントの仕事をすると言いながら、アルバイト程度の副業をちょこちょことやって終 わってしまいそうだ。
 それではいけない。
 というわけで、目標を設定しようと思う。

2. 目標を設定する
 目標は、『1 年後の、サラリーマンからの脱却!』とする。
 そのためには、自分自身が本気にならないといけない。具体的に取り組まないといけない。
 そこで、以下の項目に取り組むこととする。
  ① 開業届の提出
  ② 事業計画の策定
  ③ 営業活動の実施
  ④ 知識、ノウハウのさらなる習得
  ⑤ アウトプット能力の向上
 この中で一番難しいのは③の営業活動だろうか。④も⑤も重要だが、そもそも相手がいな いと始まらない。

3. 独立の前例に学ぶ
 今回、会社勤めから独立するという意味で、テレビ局のアナウンサーの独立に置き換えて考えてみた。
 『フリーで成功していると思う元テレビ局アナウンサーは?』というアンケートを、取っている サイトがあった。 https://ent.smt.docomo.ne.jp/article/3173522
 このデータは男女混合だったのだが、女性の場合は女優業やグラビアもあるので、ひとま ず男性だけに絞ると、以下になった。(以下敬称略)
  1 位:羽鳥慎一 32.0%
  2 位:徳光和夫 15.0%
  3 位:宮根誠司 13.0%
  3 位:古舘伊知郎 13.0%
  5 位:草野仁 9.0%
  この上位 4 人に共通するのは、局アナ時代からレギュラー番組を持っており、フリーになっ た後もしばらくそれを続けられたことである。
 羽鳥慎一:ぐるぐるナインティナイン、人生が変わる 1 分間の深イイ話  徳光和夫:NNN ニュースプラス 1
 宮根誠司:おはよう朝日です
 古舘伊知郎:ワールドプロレスリング
 草野仁は、NHKなのでレギュラー番組を持ち越せなかったのだが、すぐにTBSと専属契 約を結んだそうである。そして、『朝のホットライン』、『世界・ふしぎ発見!』というレギュラー番 組を持った。
 彼らは、これらのレギュラー番組を持ちながら、講演やイベント司会、結婚式の司会等をや った。そして、他局の番組に出演し、レギュラー番組を持ち、現在の成功に結び付けていった。
 テレビ番組以外にも、映画やドラマの出演、ラジオの出演、著述業、大学の客員教授など を行っている。

4. 我が身に置き換える
 これを安全コンサルタントに置き換えてみる。
 現在会社勤めをしているということは、一応レギュラー番組を持っていることになる。だから 退職する時に、これを継続させてもらうことを一番に考える。
 つまり、雇用契約や嘱託契約から、業務委託契約に切り替えてもらうということだ。
 これが、営業活動のメインテーマとなる。
 そのためには、ある程度の実績を上げ、存在感を放っていなければならない。これまでの、 安全担当者としての仕事から、安全コンサルタントとしての仕事に、意識を切り替える必要が ある。
 そして、そのレギュラー番組(=勤務先)との業務委託契約が実現すれば、他のレギュラー 番組(=顧問先)をも目指すこととなる。
 その中で、スポットの仕事(教育、安全診断、安全大会講演 等)や執筆(HP、SNS、機関 紙投稿、YouTube 作成 等)を行っていくというのはどうだろうか。
 しかし他のレギュラー番組やスポットを取るといっても、先輩諸氏が業務を行われている中 に入っていくのは、かなりの労力と運が必要だろう。
 アナウンサーと我々の決定的な違いは、プロモートしてくれるプロダクションがないというこ とである。
 我々は、単独で営業活動をしていかなければならない。
 先輩諸氏の中に割り込んでいくこともさることながら、安全コンサルタントの少ない地方へ の進出、安全に疎い業種への進出、などを考えて、営業をする必要がある。
 そのために、HPの活用、諸団体への参加とPR、DMなどを進めていこうと思う。 もちろん、実力アップも重要課題である。
                         以上
「定年後を考える」
                   安全診断技術者協会 代表理事

会社員人生を卒業するのを目前に控えて、先輩から言われた言葉に「これからの人生は教養と教育が大切だよ!」と言われ、「???」と思っていましたが、
「教養=今日用がある」 
「教育=今日行くところがある」 なんですね。
会社員人生40数年と、ほぼ重なる年数のゴルフ人生を過ごしてきて、これからはゴルフ三昧の生活になるのかな?と漠然と考えながら人生の区切りとしてペブルビーチのゴルフツアーに参加して、素晴らしいゴルフ場・ゴルフスタッフ・ゴルフ環境を体験してみると、今まではスコアにこだわりすぎてゴルフそのものを楽しんでいなかったな!の思いと、異国で4日間ゴルフだけの生活をしていると、楽しいけれども何か物足りない、ゴルフは趣味でするもの!これからの生きがいは何だろう・・・の純日本人的な思いが強くなってきました。
 幸いにして、「セーフティアセッサ」「労働安全コンサルタント」資格を取得していましたので、会社員卒業後は運良く各方面から安全指導・講師の声を掛けていただいています。
やはり人様から頼られ、お役に立てるのはやり甲斐を感じますね。
 ところで、リスクアセスメント(RA)は活動として定着していますか?

RA活動が大変上手く行っている事業所、一度挑戦したが続いていない事業所、そんなに手間をかけても効果は見込めないと考えている事業所と色々な事業所を見かけますが、RA活動が軌道に乗っている事業所は、

「小集団活動+RA活動+改善提案活動=企業の経営活動」の式を理解されている事業所トップが強力に活動を推進されています。
 過去にZD活動・QC活動等色々な企業活動に取り組まれていると思いますが、企業経営の主体的な活動としてRA活動に取り組むと、安全で効率的な快適職場を構築することが可能です。
RA活動の推進を今までの安全活動と同様に考えて担当者に丸投げ
した事業所は、一度挑戦したが後が続かない、RA活動の効果が判らない、となって取り組みが進まない状況になっている事業所さんが多いのでは?有益な活動が軌道に乗らないのは残念ですね。
 会社員人生を卒業目前の皆様、これからの人生「今日用」「今日行」を大切にして下さい。
 なを、ペブルビーチゴルフ旅行の詳細と17年に行きましたセントアンドリュースゴルフ紀行を「大西安全コンサルタント事務所HP」に記載しています。興味がある方は読んで頂ければ幸いです。
                                H29.11.1